
長年履いたお気に入りの革靴や中古で買ったブーツに深く入ってしまったシワ。
シワは無いほうがカッコよくスマートに見えますしできれば無いほうがいいのですがシワを綺麗に取る方法はないのだろうか。
シワの入り方によっては革靴のアジがでてカッコよく見える場合もありますが2重3重に入ったシワやビジネスシーンで使用する革靴に入ったシワはどうしてもだらしなく見えてしまいカッコ悪い。
そこで今回は革靴に入ってしまったシワをとる方法をいくつか紹介したいと思います。
簡単に行えるものから本格的にシワをとる方法もありますので是非試してみてください。

革靴はアジのあるシワが入ればいいのですが履き方によっては変なシワが入ってしまいますよね…。
目次
シューキーパーを使用する

最も気軽にシワを取ったり、伸ばしたりすることができるのがシューキーパーです。
シューキーパーは足の木型で靴にすっぽりと入れ込んで靴を履いている状態をキープすることができ常にシワが伸びた良い状態を保つことができます。
シワを取ったり、伸ばしたりするときは靴にシューキーパーを入れた後にクリームを塗り込みます。
その後、しっかりと乾燥させた後に保湿クリームを入れブラッシングをすれば完成です。
100円均一でも購入することができる

シューキーパーは100円均一でも購入することができます。
簡易的なシューキーパーで縦にシワをのばすことができるのですが横には伸ばすことはできません。
ですが何も無いよりはあったほうが絶対にあったほうがいいのでもっていなければ是非100円均一でもよいので手に入れておきましょう!
シューキーパーを用意できないときは?
シューキーパーを用意できない場合やシューキーパーだけでは伸ばすことができない深いシワの場合は新聞紙を詰め込むのもアリです。
とにかくシワを伸ばした状態をキープすることができればOKなのです。
ただ、シューキーパーはとても便利なアイテムでシワ取り、シワ伸ばしのほかに形崩れの防止に使用したり湿気取りの役割も果たします。
またレッドシダーのシューキーパーは消臭効果もあるので大切な革靴を長持ちさせるためにも1つは持っておきましょう。
スチームアイロンを使用する

革靴のシワ取り、シワ伸ばしのもう一つのメジャーな方法はスチームアイロンの蒸気を当ててシワを伸ばす方法です。
手順1、馬毛ブラシを使用し表面の汚れをしっかりと落としクリームを入れる。

まず、靴を良い状態にしておく必要があります。
通常のメンテナンスと同様にブラッシングで汚れを落とし保湿クリームをしっかりと入れて下準備を行います。
手順2、靴に新聞紙を詰め込む

ある程度シワを伸ばした状態にするため新聞紙を詰め込みます。
この時に注意してほしいのはつま先までしっかりと新聞紙を詰め込み形が崩れないようにしてください。
手順3、水に濡らし絞ったハンカチやタオルをシワ部分に被せる

次に水で濡らし絞ったハンカチもしくはタオルをシワ部分に被せます。
これは革に水分を与えシワが伸びやすい状態にするためです。
手順4、スチームを当てる

次にスチームアイロンのスチームをシワ部分にしっかりと当てていきます。
温度は低すぎず、高すぎずの温度設定の【中】に設定し、絶対にアイロンを直接靴に当てないようにしてください。
靴から1センチ~2センチほど離した距離で数回スチームを当てます。
スチームの熱を革靴に伝えることでシワ伸ばしの効果を図るためあまり長時間スチームを当て続けると革にダメージが入ってしまいます。
その為、5秒~10秒ほどスチームを当て離しで冷ます作業を3回~5回ほどを目安にし作業を行います。
手順5、仕上げる

作業直後は革を保護するために水気をしっかりと拭き取り、すぐにクリームを入れてください。
スチームアイロンでシワ取りやシワ伸ばしができるのか?

最後に作業前と作業後を比較してみましょう。
いかがでしょうか?
初めは本当に効果があるのか?変形してしまうのではないか?と不安はありました。
結果として完全に除去することはできませんがしっかりとシワを伸ばすことができましたので満足です。
アイロン以外ではドライヤーで熱を加える方法もありこちらも効果があるようです。
ただし、シワの除去はやはり難しいようでシワを伸ばすことしかできないようです。
革靴のシワ取り・シワ伸ばしについてのまとめ

革靴のシワを完全に除去することは難しいのですが伸ばすことにより改善することは可能です。
シワは放置するとひび割れにつながり最悪アナが開いてしまうのでそうならないようにケアすることが重要です。
まずシューキーパーを使用することによりシワを伸ばした状態をキープすることができ予防することもできるのでとてもオススメです!
どうしても目立ってしまう深いシワにはスチームアイロンやドライヤーなどでシワを伸ばすこともできます。
ただし、メンテナンスのしすぎは反対に革靴にダメージを与えてしまう可能性がありますのでほどほどにしておきましょう。